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発商の時

マクドナルドのポケモンカード買い占めが社会問題となっている。カード転売の為に大量買いして、ハンバーガーは、食べずに捨てる輩が出るのは予想できた事で、SdGsを唱える企業がやる事としては、お粗末で矛盾している。

私の時代では、大流行したプロ野球カードやスーパーカーカードがそれに匹敵する。

サッポロポテトにカードが1枚付いてくる。当たりが出るとアルバムがもらえる。子供達は、カードとアルバム欲しさにサッポロポテトを買い求めた。

子供の小遣いでは、たくさん買えないから、なかなかアルバムは手に入らない。

当てもん方式だからカードは、選べない。ダブって、同じカードが何枚も手元にたまる。

ある日、駄菓子屋のおばちゃんがダンボールからサッポロポテトを出して店に並べているのを見た!その中には、アルバムが3冊も入っているやん!

おばちゃん、箱ごと買ったらアルバムは、当たらんでも付いてくるんか?!

そうやで。

箱には1袋50円のサッポロポテトが50袋、カード50枚、アルバム3冊が入っている。箱で買うと2500円だという。当時、月300円の小遣いの僕にはとても手がでない。

家のテーブルにオカンの財布。僕は、おかんの財布から2500円を借りて、勝負にでた。

箱で買うとアルバムが無条件で手に入る。友達は、アルバムを欲しがるが確率は、16個に1冊でなかなか当たらない。

僕は2冊を友達に500円で売る。500円でもいつ当たるかわからない当てもんより確実にアルバムゲットだから、友達は、喜んだ。

50個のポテトは、夕方にそろばん塾の前に行って30円で売る。カードはいらない女の子は、喜んで買ってくれる。50円のが30円だからね。

なぜ、そろばん塾?当時そろばん塾に通える家の子は、ちょっと裕福で小遣いを持っていたからだ。

ポテトが完売すると1500円。アルバム2つで1000円、合計2500円を回収して、僕はおかんの財布にそっと2500円を返す。

僕の手元には、50枚の新品カードとアルバム1つが残っている。

箱買いだから、同じカードはなく、50種類のカード。僕は一躍カード持ちになる。

欲しいカードを選んで買える僕のカード商店は、人気を博し、50円から人気のカードは、100円で売れた。買ってくれた子には、ダブったカードと他のカードの無料交換サービスもした。これを繰り返すと僕は小遣いに困らなくなり、そのうち自己資金で商いができるようになった。

僕が商売に目覚めた小学3年生の時だった。

いつの時代もカード商法は、健在のようだが、流行り商売は、ずっとは、続かない事もこの時に学んだ。

しかし、いつの時代も人を喜ばす事が商売になる。

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