Uncategorized

お誕生日会とお返し

今日は、天王寺で家探しのネットサーフィンで見つけ内覧した家の前に思い出のマンションが現れた。

小学3年生くらいの時に引越してきた山口くんが住んでいたマンション。当時は、デザインが斬新で憧れの高級マンションだった。

ある日、僕は山口くんのお誕生日会に呼ばれてこのマンションに入った。我が家には、お誕生日会をやる習慣はなく、この時代にお誕生日会を開催し、お友達を呼ぶのは裕福な家庭であり、僕がお誕生日会に呼ばれるのも初めての出来事であった。

そこには、大きなケーキにご馳走が待っていた。おまけに呼ばれた友達は、みんなプレゼントを持参しているではないか!僕がプレゼントを持って行ったかは、記憶にない。

これは、素晴らしいイベントだと思った僕は、自分の誕生日にお誕生日会を自分で企画。忙しいおかんに言っても企画倒れが見えていたので、おかんにも言わずに、こっそり友達を招集した。おまけに持ってくるプレゼントまで友達というか子分に指定までしていた。おかんは、何も知らないので、当然、ケーキもご馳走もないただの集まり。

おかんは、今日は、えらいたくさん友達が来てるなあと思いつつ仕事に出かけるとエレベーターで出会した下の階のお母さんに、今日は、タイジくんのお誕生会にお呼ばれしてありがとうございます。と声をかけられる。

あ!あれは、お誕生日会やっとたんか!と気づいたおかんは、慌てて商店街へ行き、ケーキと寿司を買ってきて、即席お誕生日会を作ろった。

おかんは、お返しも用意しなあかんという。

お返し?ってなんや?なんもわからない僕におかんは、人から物をもらったらそれ以上のお返しをするもんや!僕はお誕生日会は、プレゼントを集めるためのイベントと思って企画したのだ。

僕は、この頃からなんでも自分で企画してやるのが好きだったようだが、この企画は、僕にお返しというものを学ばせた。

もう築年数50年以上のマンションだが、まだしっかりと存在している。中学から同志社香里へ行ったエリートの山口くんは、まだ住んでるのか?どうしているのだろうか?会っても顔すら思いだせないかもしれないが、この出来事は、鮮明に覚えている。

憧れのこのマンション、今の俺なら買えるだろうな。

いらんけど。

コメントを残す