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メイタカレイの思い出

私が小学3年生の時に、親父の仕事が破綻し、おかんが突然、和食居酒屋を始めた。私と兄貴は、週末は、店の手伝いに駆り出された。まだ背も低いので、洗い場にブロックを積んで、その上に立ち洗い物をするのが、僕の任務だった。洗い物がたまるまでの時間は、ご褒美に買ってもらえるマンガを読むのが楽しみだった。

メイタカレイの唐揚げという私も大好きな料理があった。薄っぺらいメイタカレイを巧みに捌いて骨だけ取り出す。カラッと揚げると油の香ばしい香り、骨もパリパリでポン酢をつけて食べるとそれはそれは、美味しい料理。

若き頃

調理場には、3〜4人の板前が忙しく働いている。洗い物が暇な時は、板前の仕事を見るのも好きだった。ある日、親父に、メイタカレイの捌き方を教えてくれと話すと、ギロっと睨み、男は、人に仕事を教えてくれなんて言うもんやない。目の前でやっとるやろ、手は洗い物で忙しくしていてもとなりのまな板を見て、仕事を盗め!見てできん事は、教えてもできん!

そして、学びたい事があれば、本屋へいけ!学べない事はない。今の時代は、チャッピーが本屋以上のシンクタンクになっている。

この日以来、私は人に教えてくれと言う事を恥ずかしい事と考えるようになり、どんな事でも自らやってみて、体験し、習得するようになった。

ありがたい事に今は、ネットやチャッピーがあり、学びに困る事はない。自分のスキルアップは、その気になれば、簡単にできる時代であるから、学ぶ人、学ばない人には、あっという間に、大きな差が出来て行く事だろう。

居酒屋でこのメニューに出会うと必ず思い出す親父の教えである。

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